明日は千代の誕生日。
この子を産んでから、明日で17年になるようで。
ご本人も分かっていらっしゃる。
「あー、もう16とか。やめるわ。いいし。もう。」
という声が届いてきた。
彼女の中では17歳が大人なのかな、と思いました。
大好きです。
あと、15分程しかない子供の千代も、15分後から先の大人の千代も、その先も。
何もかもが好きで、大好きで大切で、愛おしくて、いつか食べてしまうんじゃないかと本気で思ってる。
これで17回目。毎年、この気持ちに気付かされるこの2日間が、わたしには死ぬ程の幸福感と、死ねない義務感の狭間で彼女を抱きしめるんだ。
どうしてこんなことしかできないんだろう。
無力だなあ。