ガール読みました。
今、映画になっていますね。
奥田 英朗さんの本との出会いはイン・ザ・プールからなんだけども。
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なんて言えばいいのかなー。この人の作品、リズムが良くて好き。
ガールは予告観てこの本の存在自体を知ったのだけど。
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おもしろかったああああああああああああ。※弱ネタバレ注意
どうして男性なのに、あんなに詳細に秋の空の女心が書けるのでしょうか?
男性が読んでも「?」ってなるんじゃない?って心配したくらい本当に共感できました。
映画になっていることを知ってから買ったので、一冊で一つの話しだと思っていたのですが、それぞれが違う女性主人公の短編集です。5話でした。
主人公は映画でも予告されているとおり、みんなアラサー。というより、30代前半。と言った方が正しい。
学生も、新人と呼ばれる社会人も、恋愛も。誰もが通る悩みを潜り抜けて一通り通ってきた女子達のお話し。
観点は同じで、結局女ってこうだよねーって結末なんだけど、物語がとても楽しい。
それぞれの人生がちゃんと表現されています。
個人的には一番最後の話しの「ひと回り」というお話しが一番好き。
ムフフフフって笑いながら読んじゃった。
そうそう、そうなのよ。
実際にある話しで、その渦中にいるとスッカリ忘れちゃってドロドロなんだけどね。
嵐が通り過ぎれば何もなかったかのようにケロっとしてる。本当に忘れてる人もいるね…
後者の方はなんかの病気かと一瞬疑いたくなるが。意外と多い。(わたしの周りだけか!?)
それとも忘れたふりのエキスパート!?
どちらかと言うと「アラサーなんて、まだまだ先。私には来ないわっ!」って人より「それ何年前だよ!?」って人に読んで欲しい。
もっと言えば、30代前半の女子必読じゃないかと思う。
なんかねー。
「ああ。これでいいんだ。」ってなるでしょ?
あー話しぶっ飛ばした。
日常生活で上手く行かなかったときや、失敗したときに、へこむじゃん?
へこんで、へこんで。どうやったら上手く行くかな?って悩んで、もがいて、泣いて、苦しんで…色々やって…
でも。問題解決したとしても心が晴れない。
でもさ。
突如、何かが啓けたようにスパーンと元気にならない?
そのとき、思うのが「あー、これでいいんだよ。」なのよ。泣いたことも含めてね。B型だけだと思ってたら女子はみんなするんだな。
まぁ、「それマジで開いてんじゃん」って言われちゃったらそこまでなんだけどさ。
分かってないなー!分かってない!!男子!がんばれ!
そういう、めちゃくちゃな女心が本になりました。ってところかなあ。
久しぶりにアツイ本に出会い、スカーッとしたメネでした。